キャットフードをふやかして与える場合とふやかし方
ドライフードをふやかす場合
柔らかいウェットフードがあるのに、硬いドライフードをわざわざふやかしてあげることの意味から考えてみましょう。
柔らかい総合栄養食を与えたい時
ウェットフードはそのほとんどが水分なのに対し、ドライフードは総合栄養食であればそれだけを食べていても十分な栄養素を摂取できるように作られています。
このため、ドライフードを食べにくそうにしている場合にはふやかして与えるのが効果的です。
愛猫がウェットフードが苦手な時
まず猫によってドライフード、ウェットフードで好き嫌いがあります。ドライフードしか食べない猫の場合、ふやかす状況も出てくることが考えられます。
子猫が離乳食へ移行する時
子猫などどうしても食べられない場合はミルクやお水に15分、30分程度ふやかしておくとかなり柔らかくポロポロとした状態になります。
注意点としてはお湯ではふやかさない方がいいことです。温度が高いとふやかしやすいのですが、温度次第ではビタミンなどの栄養素が壊されてしまう場合があります。このため常温のお水やミルクでふやかすようにしましょう。
ふやかしたキャットフードの注意点
一度ふやかしたものはカリカリの状態に比べ腐りやすくなっています。温度でも状況が大分変わりますので、ドライフードのように起きっぱなしにしないように気をつけましょう。その子に合った食べきれる量をふやかすのがベストですが、水やミルクにはドライフードの栄養分も染み出していますので、これらも摂取できるように余り水分が残らない程度がいいかもしれません。
そしてふやかすと匂いが強く出るドライフードもあります。匂いが原因でいつもと違うキャットフードだと感じると食べない場合があります。
ドライフードをふやかすことで柔らかくなりますが、消化吸収はカリカリの状態と同じですので、ただ硬くなくなっただけのものです。慣れた後はカリカリのままあげるようにしましょう。
子猫、老猫にあげる時にはやはり「食べて栄養を摂取すること」を一番に考えてあげることが大切です。必要であればふやかして、管理をしっかりとしてあげましょう。