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猫のドライフードとは?特徴やウェットフードとの違い、種類を解説

ドライフードについてご紹介します

最近はキャットフードも様々なタイプの物が販売されています。その多さに驚く人やどれを買えばいいのか迷ってしまう人もいるかもしれません。

今回は、キャットフードの中でも猫のごはんとして最も購入されている「ドライフード」についてご紹介します。特徴やメリット・デメリット、種類についても解説するので参考にしてみてください。

ドライフードとは

ドライフードとは水分が10%以下まで乾燥させたフードで、キャットフードとしてイメージされやすい固形のキャットフードです。

猫が食べたときにカリカリとした音がなることからそのまま「カリカリ」と呼ばれることもあります。

ドライフードの特徴

大容量で安価なフード

ドライフードの特徴は、まず大容量で安価であることです。1袋が1.5~2kg以上の物が多く、5kgや10kgなどかなりまとまった量で販売されていることもあります。定期購入やまとめ買いで送料が無料になったり割引があったりするキャットフードもあるので、工夫次第でさらに節約することも。よく食べる猫種の場合やたくさん猫を飼っている場合などに便利です。

開封後も保存がきく

ドライフードは一度開封しても、湿気の少ない場所で密封して保存することで1ヶ月程度は保存が可能です。沢山買ってしまった時や余ってしまった時には真空パックで保存している人もいます。水分が13%程度を超えてくるとカビの原因にもなりますので、その点で注意は必要ですが比較的取り扱いやすいタイプのキャットフードです。

種類が豊富で選択肢も多い

ドライフードは種類が多く選択肢の幅が広いです。「迷ってしまう!」と思う人もいるかもしれませんが、猫が好きな味がなかなか見つからなかった時や同じ味に飽きてしまった時に、様々なキャットフードを試せるので猫の好みに合わせたキャットフードを探せるメリットがあります。

猫の顎の強化になる

ドライフードはカリカリとした食感なので、猫の顎の強化に持ってこいのフードです。子猫のうちはなかなか噛めませんが、ドライフードを食べていると成猫になるにつれて顎は強化されていきます。

ドライフードのデメリット

水分不足による病気のリスク

デメリットのひとつとして、水分がほとんど含まれていないので猫の水分不足による尿道結石や便秘のリスクが高まります。猫は摂取する水分が少なくなるだけで体調を壊してしまうこともあるので、猫が食事するときには一緒に水分をしっかり摂取させることが大切です。

飲み水の水質が悪くなりやすい

またドライフードと水を近くに置いておくと、食べ散らかしたドライフードが水に入ってふやけてしまい、水が悪くなってしまうこともよくあります。水や、水を入れる器は新鮮で綺麗な物が望ましいので、猫がドライフードを食べ、水も飲み終わったタイミングで器を洗って新しい水に変えるのが面倒と感じる人も中にはいるかもしれません。

一定期間を超えて保存しがち

比較的保存がきいて見た目にもそこまで悪くなったようには見えないので、開封後かなりの期間保存して使用してしまうケースもあります。たとえ食べられそうでも、ドライフードは一定期間経ってしまうと味や匂いが損なわれ、猫の食いつきも悪くなります。それだけでなく長期間の保存はカビや虫の混入の可能性もあるので一定期間内で食べきれる量にするべきです。

もし長期間の保存をするなら真空パックにしたり冷凍保存するなどして対策を取ってください。

ドライフードの種類

総合栄養食

総合栄養食とは、最も一般的なキャットフードで、特に~用とも記載のないものです。総合栄養食は、これだけを与えていれば猫にとって十分な栄養を摂取できるフードという意味なので、猫には主食(メイン)として最もよく与えられます。

総合栄養食の中でもタイプ別に分かれていて、年齢別の子猫用・成猫用・シニア用、また肥満対策フードやヘアボール対策フードもあります。

療法食

療法食は、猫の病気別に栄養成分・栄養バランスを調整された食事療法専用フードのことです。糖尿病、腎臓病、肝臓病、皮膚病など猫は様々な病気になるリスクが高く、今は元気でもこれから食事療法食を食べる機会があるかもしれません。これらのフードは獣医の判断を仰いで与えますが、購入はペットショップや通販でも可能です。

おやつ

おやつは総合栄養食のとは違い、栄養バランスは考えられておらず、嗜好性やスキンシップを目的に考えて作られています(ウェットフードもおやつの一種です)。

おやつは犬の場合はしつけに使用したり、猫の場合はドライフードに飽きてしまった際に時々与えたり、水をあまり飲まない猫に水分を摂らせるためにおやつの一種であるウェットフードを食べさせたりします。

関連記事:ウェットフードとは?水分が豊富で水の代わりにもなるおやつ

しかしおやつだけを与えていると猫が栄養不足に陥りますので注意しましょう。

猫の健やかな毎日を守るために

ドライフードについて簡単にでも知っていただけたでしょうか。ドライフードは特に猫のメインの食事になることが多いので、今後も猫を飼っているなら聞く機会はあると思います。

ドライフードは手軽に与えられるキャットフードですが、それぞれの猫に合わせて選んでいきましょう。