キャットフードは大粒派?小粒派?それぞれのメリットとデメリットを解説
キャットフードの種類が増えたことで、形や大きさも様々な物が登場していますが、愛猫にはどのようなフードを与えているでしょうか。
フードは数ミリの違いでも猫にとっては大きな違いになるので、それぞれにどのようなメリット・デメリットがあるのか知った上でフードを選んでいきましょう。
フードの粒の大きさの中間は約1cm
まず大粒、小粒の前にだいたいどれくらいの大きさが大粒でどれくらいが小粒なのかという話ですが、だいたいキャットフードの中間と言われる大きさは直径1cmくらいです。直径が5mmくらいは小粒と言われますし、直径が1.5cmくらいになると大粒と言われます。
大粒キャットフードについて
大粒のキャットフードは、だいたい直径1.5cmくらいから大きい物だと直径2.5cm、3cm以上のものもあります。
《大粒キャットフードのメリット》
大粒キャットフードのメリットは、
- 顎の強化になる
- 歯周病予防になる
- 散らかりにくい
大粒のキャットフードのメリットで大きいのは、歯周病の予防に効果的だということ。しっかりフードを噛むことによって歯に付いた汚れを落としながら、顎の筋肉を鍛えることができます。
また大粒のフードは、猫がお皿をひっくり返してしまったり食べ散らかした時にも片付けやすいので、飼い主さんにとってもラクだと感じるかもしれません。
《大粒キャットフードのデメリット》
反対に大粒キャットフードのデメリットは、
- 食べにくい
- 喉に詰まらせる危険
- 量の調節がしにくい
デメリットとしては、大きいフードなので食べにくくはなります。子猫や老猫の場合、噛む力も弱いので食べにくいだけでなく、喉に詰まらせてしまったり食べても吐き戻してしまったりするかもしれません。
また細かい量の調節がしにくい特徴もあります。大粒なのでどうしても量が若干ですが前後してしまうデメリットが挙げられます。
小粒キャットフードについて
小粒のキャットフードはだいたい7mm以下くらいからのフードをさし、猫が何粒も口に入れても丸呑みできてしまうくらいの大きさになります。
《小粒キャットフードのメリット》
小粒キャットフードのメリットは、
- 食べやすい
- 喉に詰まりにくい
- 量の調節がしやすい
小粒キャットフードのメリットは、食べやすく喉に詰まりにくいという点。子猫や老猫など噛む力が弱い猫には小粒の食べやすいフードの方がメリットが多いです。
ダイエット中の猫のフードの量調節もしやすいです。ただ小粒で食べやすいがゆえにがっつきすぎてムセたり喉を詰まらせるケースもあるようです。
《小粒キャットフードのデメリット》
- 散らかりやすい
- 歯周病になりやすい
- 吐き戻しをしやすくなる
小粒キャットフードのデメリットは、噛むことが少ないため歯周病になりやすくなることです。丸呑みできてしまうサイズになると、顎の筋力も衰えてしまいますし、吐き戻しもしやすくなります。
また小粒キャットフードはボロボロ散らかりやすく、飼い主さんの掃除の手間も増えてしまいます。
おすすめは中粒~大粒キャットフード
成猫に与えるなら中粒~大粒のキャットフードがおすすめです。子猫に与えるなら食べやすい小さいフードがおすすめですが、成猫になっているなら歯周病予防ができて散らかりにくい大粒寄りのキャットフードを与えてみてはいかがでしょうか。
ちなみにウェットフードの場合、水分が多くかみ切りやすいので、そこまでフードの大きさを気にする必要はないと思われます。
小粒のキャットフードを与えるなら、歯周病予防に効果のあるおやつやおもちゃを使って歯のケアをしてあげましょう。