キャットフードの切り替えは新しいフードを混ぜていくのが効果的
今まで与えていたキャットフードから新しいフードに切り替える際、苦労する飼い主さんは少なくありません。
猫は新しいフードに変わると、まったくごはんを食べなくなることもあるので、飼い主さんも困ってしまうことがあるのではないでしょうか。
ですがそれはいきなりフードがガラリと切り替えてしまったからかもしれません。
今回は猫が食べてくれやすくなる上手なキャットフードの切り替え方法とコツをご紹介します。
上手なキャットフードの切り替え方法
時間をかけてゆっくり切り替えていく
簡単に言ってしまえば、猫が拒否反応を示さないように徐々に徐々に、いつものキャットフードに新しいフードを混ぜていくのが最も食べてもらいやすい切り替え方法です。
何日もかけて少しずつ新しいキャットフードの割合を増やしていくことで、最終的には100%新しいフードでも自然と食べてくれるようになります。
失敗の原因で多いのは、ある日から100%新しいフードで猫に与えてしまっているケースです。猫もいきなり味も風味も違うフードが出てきたと分かってしまうので、食べなくなってしまうことが多いです。
5~10日以上時間をかけて切り替え
すぐに切り替える必要がある場合を除いて、切り替えは一週間前後かけるのが無難です。始めはいつも与えている量の5~10%くらいを新しいフードに置き換えて、いつも食べているフードとしっかり混ぜて与えます。
次の日も猫の食べる様子を見ながら、さらにいつも食べるフードを10~20%ずつ少なくして、その分新しいフードを混ぜ込みます。
大体1日に1割前後ずつ新しいフードの割合を多くしていくのが目安です。
7日から、じっくり時間をかけるならだいたい10日ほどかけて新しいフードに切り替えていきましょう。
今までのキャットフードが無い場合
残りのフードがもう無い場合や、病気のためにすぐにでもフードを切り替える必要がある場合にフードを急いで切り替えたい場合の方法としては、
- ウェットフードを混ぜる
- 鰹節をかける
- 猫用ふりかけを使う
などの方法があります。普段食べているウェットフードやおやつを混ぜて与えることで猫にとって食べやすくなります。
また猫用のふりかけや鰹節でキャットフードに香りや風味をつけて食べやすくする方法もあります。
長年食べているフードだと難しいかもしれませんが、緊急時は利用してみてください。
急な切り替えは下痢の原因やストレスに
ただ新しいキャットフードに切り替えるのが急だと、新しいキャットフードを食べてくれたとしても下痢になってしまうことがあります。
お腹を壊した時に猫が「このフードが原因でお腹が痛くなった!」と思い込んでしまうとまた新しいフードを食べなくなってしまうので、与え方には気をつけなければなりません。
切り替えがしやすいキャットフード
切り替えが楽なのは、今まで与えていたドライフードとよく似たフードです。今まで与えていたフードとよく似たフードを選ぶと切り替えは楽です。変わったことに気付かず簡単に食べてくれることもあります。
また猫は味よりもにおいに反応するので、猫の好みの肉の香りがするフードや、普段食べているおやつと似ている香りのフードは切り替えもスムーズに行きやすいかもしれません。
いかがだったでしょうか。ぜひ猫に負担がないようにスムーズに切り替えができるように工夫してみてください。