猫の毛並みを良くするための方法!キャットフードに必要な成分と注意点
猫にはフワフワ、サラサラ、ツヤツヤな毛並みであってほしいと願う飼い主さんもいると思います。
今回は猫の毛並みを良くするためのキャットフードやブラッシングの方法について解説したいと思います。
猫の毛並みをツヤツヤにする方法
猫の毛並みを良くしてツヤツヤにしたいと考えるなら、
- 栄養バランスのとれたキャットフード
- 口腔内の病気を治す・予防する
- ブラッシング
- ストレスをなくす
上記の項目が重要になってきます。
キャットフードで毛並みを良くする
「毛並みを良くするためにいきなりキャットフードを見直すの?」と思われるかもしれませんが、実は猫の毛並みを良くするにキャットフードはとても大切です。
タンパク質が豊富なキャットフード
毛並みを良くするには良質なタンパク質が豊富に含まれたキャットフードを与えて、体毛をつくる部分に栄養を供給することが大切です。
体を作るタンパク質は筋肉や血液だけでなく体毛も作っています。そのためタンパク質が不足すると、まず末端で優先順位の低い体毛の艶がなくなり、触り心地も悪くなります。
オメガ3とオメガ6のバランス
タンパク質の他にも、ビタミンや油分、オメガ脂肪酸などの成分も猫の毛並みを良くするに必要な成分として挙げられます。
その中でもオメガは特に含まれるバランスが重要で、どちらかが多すぎても少なすぎても意味がありません。
ユーカヌバというメーカーが見つけ出した適切なバランスはオメガ3とオメガの含まれる割合が、1:10から1:5であること。
多くのキャットフードメーカーも、この割合でオメガが含まれています。
毛並みを良くするためのキャットフードの選び方
ですが毛並みを良くするための専用キャットフードは今の所ありません(毛玉対策用のような専用フードがない)。
なので猫の毛並みを良くするためには、動物性のタンパク質が多く含まれていて栄養をバランス良くとれるキャットフードを選ぶことが大切です。
口腔内に病気があると毛並みが悪くなる
口の中の病気が毛並みにどう関係するのか疑問に思う人もいるかもしれません。ですが口腔内に病気があった場合、痛みや違和感などの理由から自分でグルーミング(毛繕い)ができず、綺麗に毛並みを整えることができなくなります。
猫は基本的に自分で毛繕いをすることで、毛並みを綺麗にすることができるので、グルーミングができるように口の中も健康な状態にしてあげることが大切です。
口腔内に病気がある可能性があるなら、早めに動物病院に行って治療してもらったり、まだ口の中が健康なら予防することが必要があります。
子猫なら歯磨きをする習慣をつけてあげると大人になってからも歯磨きを拒否しなくなるので歯周病や虫歯を防ぎやすくなります。
ブラッシングで毛並みが綺麗にできる
上記のグルーミング(毛繕い)の代わりになるのがブラッシングです。ブラッシングを頻繁にしてあげることで、猫の毛並みはずいぶん綺麗になります。
頻度は、長毛種の猫の場合、毎日~週2、3回くらいで、短毛種の場合は長毛種の猫より抜ける毛が少ないので、もう少し頻度を空けてもいいと思います。
猫の毛並みを良くするために気を付けたい注意点
アレルギーや添加物で毛並みが悪くなる
猫はキャットフードに含まれる原材料にアレルギー反応が出ることもあるため気を付けなければなりません。アレルギー反応が出てしまうと、体調が悪くなりますし皮膚に炎症が出ることが多いので、かえって毛並みが悪くなってしまうこともあります。
様々な栄養を取り入れるために沢山の材料が入ったキャットフードを選ぶ飼い主さんもいるかもしれませんが、使われる原材料が多くなればなるほどアレルゲンが含まれている可能性も高くなります。
また特定の肉に対してアレルギー反応が出てしまう猫もいるため、キャットフードの原材料にどのような動物の肉が使われているのかも気を付けて見てみてください。
毛並みが悪くなる原因の一つがストレス
また毛並みを良くするためにアレコレと新しい物や環境に変えて猫のストレスにならないかも注意しましょう。
猫は環境や食べ物の変化に敏感なので、無理に頻繁にブラッシングをしようとしたり、キャットフードをころころ変えたりすると猫にとってはストレスになり毛並みが悪くなることがあります。
猫のストレスや負担にならないように一気に行うのではなく、少しずつ試してみるのが一番だと思います。
猫の毛並みまとめ
猫の毛並みを良くする方法と注意しておきたい点についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
猫の毛並みを良くするために大切なのは、毛並みについてだけでなく口腔内の管理やストレス、猫の健康を考えた健康的なキャットフードにも目を向けていく必要があるということのようです。
猫と触れ合うことが多いとやはり毛並みは気になるところだと思いますが、猫の様子を見ながらゆっくり試していってみてください。