鮮度と食いつきが良い小分けキャットフードのススメ

今回は小分けのキャットフードについて詳しく見ていきたいと思います。どうして小分けキャットフードがおすすめなのか、特徴やメリットなどを見ながら解説します。

小分けキャットフードとは、キャットフードが1～数食分の少量で販売されているキャットフードのことで、小さい袋でパウチになっている物や、猫缶などがあります。

また大袋の中でそれぞれ1食分ずつ小分けに密閉されているキャットフードもあります。

小分けキャットフードの最大のメリットは酸化・劣化が少ないということです。

大きな袋で長い期間、開けたり閉めたりを繰り返していると、当然空気が入り酸化が進むので劣化も早まります。

そのため大袋のキャットフードは最後の方になると猫の食いつきが悪くなることも。しかし小分けのキャットフードなら1～数食分なので、酸化による風味や味の変化が少なく、鮮度が高いまま猫がキャットフードを食べきることができます。

また小分けになっているので賞味期限が大袋のキャットフードよりも長く、猫の災害時の非常食としても使えます

さらに大袋のようにかさばったりしないので置き場所にも困りません。災害時にも持って行きやすいです。

メリットが多い小分けキャットフードですが、もちろんデメリットもあります。飼い主さんにとっては、小分けキャットフードより大袋キャットフードの方がいいと思うかもしれません。

大袋キャットフードは、安く大量のキャットフードを一度に購入できるので、お金も、時間も、手間も小分けキャットフードよりもかかりません。

小分けキャットフードは、小分けにするために大袋よりも面倒な行程を経ているため、大袋キャットフードよりも価格が高くなります。

ですがやはり猫の体や健康を考えるなら、勧めたいのは小分けのキャットフードです。

猫は風味や味に敏感なので、少しの酸化でも風味や味の変わってしまったキャットフードは食べてくれないことがあります。

大袋のキャットフードも、保存方法を変えることで鮮度を保ちながら猫に与えることは可能ですが、空気が入らないように密閉できるストッカーや自動給餌器、真空パックの道具などを購入しなければなりませんし、入れ替えたり密封したりする手間もかかります。

それなら毎回の食事の金額が多少高くなっても、小分けのキャットフードを買った方が楽かもしれません。

しかし注意してほしい点は、小分けのキャットフードには総合栄養食の種類が少なく、ウェットフードやおやつ、おかずが多いことです。

もちろん小分けの総合栄養食も販売していますが、大袋に比べると種類や数は少なくなります。

猫缶やパウチのキャットフードには、栄養バランスよりも嗜好性を重視した物が多いので、もし小分けのキャットフードを毎日与えようと考えているなら、きちんと表示を見て「総合栄養食」であるかどうかを確認してから購入しましょう。