猫のひげの役割と感情!ちぢれ毛やカールひげは放置で自然に生え替る
猫のひげの役割
猫の顔から長く伸びたひげ。ただ見た目に可愛いだけでなく、猫のひげは猫にとって重要な役割を果たしています。
- 刺激を察知するアンテナのような役割
- 平衡感覚、バランスをとる役割
猫のひげには、危険や刺激を察知するためのアンテナ的な役割と、平衡感覚を保ちバランスをとるための役割があります。
猫のひげは神経終末がある「感覚毛」
猫のひげには神経終末が備わっており、刺激を敏感に察知することができます。ひげで物や刺激を察知することで、危険を回避することができます。
目の上にあるひげもまた感覚毛なので、目に危険が迫ったときに感覚毛で察知するとまぶたが閉じるようになっています。
猫のバランス感覚に大切なひげ
また猫のひげは、猫の平衡感覚やバランスを保つためにも大切な役割を果たしています。そのため猫はひげがなくなると、自由に歩きまわったりジャンプや活発な動きができなくなってしまい、大きなストレスになります。
ひげで分かる!猫の感情
また役割ではありませんが、猫のひげには猫の感情が出るため、私達人間が猫の感情を知るためにも大切な役割を果たしていると言えます。
ご自宅の愛猫を見て、ぜひ今どんな気持ちなのか確かめてみてください。
ひげが前向きは満足・良い気分
猫のひげが前向きになってふにゃんとしているなら、猫が満足してリラックした良い気分であることを表しています。
飼い主さんに撫でられて眠る寸前だったり、満足してゆっくりしている時に見られます。
ひげが下がっているのは良くない感情
猫のひげが下がっている状態は、退屈だったり、気分が落ちている時、また怖がっている、不安に思っている時などもひげが下に下がってだらんとします。
ひげをピンと広げているのは緊張、警戒、極度の喜び
猫のひげがピーンと伸びている場合、猫は警戒心や緊張感を持っている、または極度の喜びを感じているということになります。
新しい環境や物・人に戸惑っていたり、おやつをもらえることを察知してアンテナを張って喜んでいる、など状況によって変わると思います。
自分が帰った時にひげをピーンと立てて待っていて、甘えてきたらあなたが大好きということです。最高に嬉しい愛情表現ですね。
猫のひげは切ってはいけない
そんな重要な役割を持つ猫のひげはたとえ長くなっていても切ってはいけません。
長いひげは危険を察知しやすくなるので猫にとってはむしろ便利な状態です。
ひげがちぢれている、枝毛になっている
もしひげがちぢれていたり枝毛になっている場合。この原因はヒーターやストーブなどの暖房器具やひげがこすれたことなどが原因の可能性があります。
人間の髪の毛なら切ったり何かしらの対処もするかもしれませんが、猫の場合はこれも放っておくのがいいです。
猫のひげは自然と抜ける
ひげも生え替わって新しいひげが生えてくる
放っておいて良いの?と思う方もいるかもしれませんが、問題ありません。猫のひげも他の被毛と同じで、いずれ新しいひげに生え替わるからです。
長くて太い感覚毛のひげが抜けたことで驚いたり病気なのかと心配される方もいますが、問題ないので安心してください。
猫のひげを記念にとっておく可愛いひげケースが人気
猫のひげ専用の可愛いケースが販売されて注目を集めています。
猫のひげが入るサイズの木箱で、猫の抜けたひげをケースに入れて記念としてとっておくことができます。
家族同然の存在になっている猫の成長の記念で行っている人が多いようです。子どもの乳歯やヘソの緒を大切にとっておくような感覚かもしれません。