猫の涙・目やにの原因と考えられる病気!治療費や治るまでの期間
猫の目やにが気になっている人も多いのではないでしょうか。
猫の正常な目やにと病気が原因となっている可能性のある目やに、また目やにの色や特徴についても解説していきたいと思います。
猫の目やにとは
目やにとは正式な医学用語では「眼脂(がんし)」と言います。
目やにの働き
目やには、目の粘液とほこりやゴミなどが混ざって出来た物で、目に溜まった老廃物を外に出す働きがあります。
正常な状態でも目やには分泌されるので、目やにが出ること自体を特に気にする必要はありません。
目の病気が原因の目やにの可能性
しかし細菌やウイルス、異物などが猫の目に入ってしまった場合、目を守るために免疫反応で、通常とは違った目やにが出ます。
正常な目やにと病気や怪我が原因の目やに。ではこの二つをどのように見分ければいいのでしょうか。
正常な目やにの特徴
- 少量
- 赤茶っぽい色
- 水っぽくない
な正常な目やには、目頭あたりに少量付いている程度で、べたつかず簡単に取ることができる目やにです。
猫の目やにが上記のような特徴に当てはまっている場合、特に問題はありませんので、目やにを湿らせた布やティッシュで優しくとってあげるだけで大丈夫です。
結膜炎が原因の目やにの特徴
結膜炎が原因で目やにが出ている場合、
- 目やにの色:白、黄色、黄緑色など
- 触った感じ:粘り気がある、ベタっとした感じ
- 他の症状:涙目、粘膜の腫れ、目が開かない、瞬きが多い
目やにや猫の目には上記のような特徴があります。
結膜炎は、ウイルスや細菌感染、怪我(外傷)などでなることもあります。
アレルギーが原因
アレルギー反応が原因で目やにが出ている場合、
- 目やにの色:透明、茶色
- 触った感じ:さらっとした感じ、涙に近い
- 他の症状:痒みが出る、涙目になる
アレルギー反応の一つとして目やにが出ている可能性もあります。
ダニの死骸や糞、カビ、花粉、繊維、小さなホコリなどハウスダスト、またキャットフードやおやつ、人間の食べ物など、様々なことが原因として考えられます。
猫の目やにの治療方法・治療期間
猫の目やにはアレルギーや結膜炎、外傷などが原因で作られるので、その原因を取り除くための治療や対処が行われます。
結膜炎では細菌が原因の場合、抗菌薬などの点眼などがメインになります。
アレルギーが原因ならアレルゲンの特定、アレルギー療法食に切り替える、部屋を掃除するなどの対処をします。
いずれも適切な治療や対処を行えば数週間で治すことができるので、動物病院に連れて行ってあげましょう。