キャットフードが作られるまで。製造過程を解説
キャットドライフードが作られるまでの製造過程
キャットフードはどのような過程を経て私達の手元に届くのでしょうか。キャットフードが原材料の状態からキャットフードの形になって袋詰めされるまでの製造過程をご紹介します。
原料が工場に運ばれてくる
原材料が工場に運ばれてきます。原材料のままで運ばれてくることもありますし、物によっては、すでにある程度加工されて運ばれてくることもあります。
原料をそれぞれミンチにする
原材料をそれぞれ細かくミンチ状にしていきます。細かくしないとドライフードでおなじみの粒の形にならないからです。
原料を計かる
ミンチにした原料を計量します。原材料の量で成分の配合も変わってくるので慎重に行っていきます。
原材料や添加物を混ぜる
ミンチ状の原料をはかり、すべての原料を混ぜ合わせていきます。均等になるようによく混ぜ合わせます。
またここで原材料では補えない栄養添加物を添加します。
原料を練り合わせ成型
エクストルーダーという大型機械を使って原料の練り合わせとキャットフードの形の成型を行っていきます。
成型では型を交換することで、丸い形だけでなく三角、四角など様々な形にすることができます。
加熱して殺菌
成型ができたら加熱を行います。加熱することで殺菌ができ、粒の形もしっかりと固まります。
低温でじっくり焼いたりと、加熱工程にこだわるメーカーもいます。
水分10%以下まで乾燥
次にカビなどが発生しないようにドライフードの水分量を10%以下に乾燥させます。
水分量は各メーカーによって違いますが、日本の決まりとしてドライフードは、水分10%以下まで水分をなくす必要があります。メーカーによって7~9%など差はあります。
包装・梱包をする
計量して袋詰めし、梱包していきます。いよいよ私達が購入する時に見る姿になっていくわけです。
出荷の判定をし出荷!
出荷判定をクリアするとようやく出荷となります。
検品や金属探知などが行われる
製造過程の中には入れませんでしたが、キャットフードができるまでに何度も検品や金属探知を行ってキャットフードが安全か確認しています。
ウェットフードの製造過程
ウェットフードの場合、ドライフードよりも製造工程が少ないのが特徴です。
原材料が工場に届く
原材料が工場に届くところはドライフードと変わりません。
原材料を計量して混ぜ合わせる
原材料がいくつもある場合は、計量して混ぜ合わされます。この時点もまだドライフードを同じようです。
缶やパウチに入れて密封・密閉
猫缶やパウチに入れられ、真空に近い状態(空気が非常に少ない)にします。ウェットフードではここですぐに缶やパウチに入れて密閉・密封してしまいます。