猫が食べ残したキャットフードは時間を空けてから片付けるのがおすすめ
猫は本来、ネズミや小鳥など小動物を狩って食べていました。そのためキャットフードを一気に沢山置かれても、食べ切れない猫も多いです。
そんな時、残ったキャットフードは残しておくべきなのか、捨てるべきなのか、また残すならどれくらいの時間残しておけばいいのか、など疑問に思うところもあると思います。
食べ残しを片付けた方がいい場合
一気にごはんを食べるタイプの猫
猫が普段、キャットフードを一気に平らげるタイプの猫だったら、食べ残した分のキャットフードは片付けてしまっていいでしょう。
基本的に、キャットフードが空気に触れて時間が経つと、酸化が進み品質は悪くなります。匂いや風味も損なわれるので、キャットフードを出してすぐの状態よりも食いつきは悪くなります。
一気に食べきる猫の場合、残して置いても食べない可能性が高いので、残した分は片付けてしまっても問題ないことが多いです。
食べ残しが少量の場合
また食べ残した量がほんの数粒だったり少量だった場合にも、片付けてしまっていいでしょう。
キャットフードの皿もすぐに洗えるので清潔で衛生的です。
ウェットフードを与える場合
すぐに片付けるべきキャットフードは、ウェットフードです。ウェットフードは開けた瞬間からの消費期限が非常に早いです。
食べ残しは冷蔵庫などで保存する必要があるので、猫が食べなかったら捨てるか冷蔵庫などに保存するなどしなければなりません。
食べ残しを片付けない方がいい場合
ながら食いをする猫
猫の本来の食生活を貫く猫の場合、一気には食べずに気が向いたときに少量ずつキャットフードを食べきる猫もいます。
この場合、すぐにキャットフードを下げてしまうと、猫は1日に十分な栄養やエネルギーを摂取することができません。
猫が痩せてきたり栄養が足りずに病気や体調不良に陥ることもあるので、キャットフードをすぐに下げてしまうのはあまり良いとは言えません。
食べ残し量が多い場合
食べ残しの量が多い場合は、キャットフードを下げずに様子を見てみましょう。
キャットフードは徐々に酸化していきますが、ドライフードであれば水分量が少ないのですぐに問題が出るほど劣化することはほとんどありません。
食べ残しが多い場合はなんらかの病気のサインの可能性もありますので、食べるのを待ちながらも様子を見ておきましょう。
あまり一気食いはさせるべきではない
習慣化させると一気に食べるようになる猫も
ながら食いの猫でも、キャットフードを残した時にすぐに皿を下げていると、食べ残すことなく一気に平らげるようになる、という話もあります。
猫も学習するので、実際そうなのかもしれません。しかしその与え方だと一気食いや早食いの原因になるため、猫の体には負担になることもあります。
肥満や歯周病、吐き戻しの原因に
本来キャットフードを一気に食べない猫が沢山の量のキャットフードを平らげなければならないので、後から吐き戻してしまったり、肥満の原因になったり、噛まずに飲み込むことによって歯周病にもなりやすくなります。
時間を長めに設けて与える
様々なサイトでは、キャットフードの食べ残しはすぐに片付けた方がいいとありますが、個人的には時間を長めに設けて猫が余裕を持って食事できるようにしてあげるのがいいかと思います。
だいたい与えてから数十分~数時間くらい様子を見て、食べ残しがあるようなら片付けるくらい余裕を作る与え方がおすすめです。