コンビニキャットフードの値段や特徴は?猫に与えても平気なのか
いざというとき頼りになるコンビニエンスストア。日用品や食品はもちろん、コンビニでキャットフードが取り扱われていることも多いです。
ではコンビニではどのようなキャットフードがいくらくらいの値段で販売されているのか、猫にとって安全なのかコンビニ別でそれぞれ見てみましょう。
セブンイレブンキャットフード
- コンビニ店舗数:約2万店舗
- タイプ:ウェット、ドライ両方(写真はドライ)
- 価格:98~365円
- 内容量;40g(ウェット)1kg(ドライ)
- メーカー:セブンプレミアム(アイシア、エヌピーエフジャパン、いなばペットフード)
- 製造国:日本
セブンイレブンでは、独自ブランド「セブンプレミアム」のキャットフードが7種類ほど販売されています(店舗によっては取扱がない場合もある)。
ほとんどがウェットフードで、内容量も40gほどで何食分も量があるわけではありません。そのため値段は非常に安く税込みでも100円以下で購入することができます。
1種類だけドライフードも販売されていますが、こちらも1kgで税込み365円なので、かなりのお手頃価格と言えます。
セブンイレブンのウェットキャットフードの特徴
6種類あるウェットフードのベースは「鶏ささみ」と「きはだまぐろ」の2つ。かつお節入りやしらす入りの物で味のバリエーションを増やしています。
セブンイレブンのドライキャットフードの特徴
ドライフードはヘアボールコントロール用のため食物繊維も豊富で、吐き出す毛玉を少なくしたり下部尿路ケアをすることができます。
ただこのドライフードにはアレルゲンになるトウモロコシや小麦粉などの穀類が多く含まれています。また穀類は猫にとって消化が難しく体調を崩してしまうこともあるので慎重に与えるべきです。
ファミリーマートのキャットフード
コンビニ店舗数:1万7,000店舗
価格:100円~
ファミリーマートもセブンイレブンの次にコンビニ店舗数が多く、利用される方も多いと思います。
そんなファミリーマートにもキャットフードや猫用品は販売されています。セブンイレブンのようなファミリーマート独自のブランドのキャットフードはないため、店舗によって取り扱いは異なりますが、ウェットフードの取り扱いがある店舗は多いようです。ドライフードとなると店舗によって取り扱っていない店舗もあるため、あまり品揃えに期待はできなそうです。
私が店舗で見た時は、比較的小さいサイズの物が多くウェットフードの方が充実している印象でした。
ローソンのキャットフード
- コンビニ店舗数:約1万3,000店舗
- タイプ:ドライ、ウェット、スープ(写真はドライ)
- 価格:98~198円
- 内容量:約20~40g
- メーカー:ナチュラルローソン(アイシア、いなばペットフード)
- 製造国:日本
ローソンでは、栄養バランス食のドライフードが1種類、おやつ用のドライフードが2種類、ウェットフードが3種類、猫スープが2種類の計8種類のキャットフードを販売しています(店舗によって取り扱いは異なります)。
内容量は少なく1~3食分、または1回分のおやつとして食べ切れる量になっています。価格もセブン同様安く、どのキャットフードも100円以下~100円台で購入できます。
ローソンのキャットフードの特徴
魚介を前面に押し出したパッケージですが、セブン同様、穀類が多い点が気になるため、慎重に与えていく必要がありそうです。
ローソンのように猫用のスープを取り扱っているコンビニは珍しいので、ドライフードやウェットフードではなく「猫用のスープを買いたい」場合は、他のコンビニよりもローソンに先に行った方が手っ取り早いかもしれません。
猫用スープは猫に水分補給をしてもらいたい時に便利です。栄養を摂りながら同時に水分補給も可能なので、水分をなかなか摂らない猫や脱水症状になってしまっている猫には猫用スープが有効です。
コンビニキャットフードの共通点
コンビニのキャットフードで猫の食事を全てまかなえるならこれ以上に楽なことはありませんし、飼い主さんにとっても楽になる部分は出てくると思います。
ただコンビニのキャットフードの原材料などを見ていて共通して思ったのは、
- 量が少なくおやつやおかずが多かった
- ドライフードには穀類が多く含まれている
- 非常に低価格
このような点です。
コンビニのキャットフードの普段使いはおすすめしない
嗜好品としてなら問題ない
コンビニのキャットフードは非常に低価格で鮮度を保てる小分けタイプのため使い勝手が良く手にも取りやすいので、フードが切れてしまって猫がお腹を空かせているような緊急時や、おやつやおかずなどの嗜好品としてたまに与えるくらいならコンビニのフードでも問題ないと思います。
コンビニでは総合栄養食の種類が少ない
ですが、普段の食事として与えるのはおすすめとは言えません。
基本的にコンビニで販売されているのは、おやつやおかず、嗜好品としてのキャットフードであることが多いため、普段毎日食べることになるドライフード(栄養総合食)の数や種類は非常に少ないです。そのためコンビニでドライフードを探そうと思うと、必然的に選択肢が狭くなります(コンビニによってはおやつしか売っていないこともあります)。
コンビニのドライフードは穀類が多い
コンビニのドライフードは穀類が多い傾向にあるので、トウモロコシや小麦粉などからアレルギー反応が出てしまう猫もいますし、なかなか消化できず体調不良になることもあります。
コンビニのキャットフードの中にも猫のために栄養バランスや原材料を工夫した物はありますが、猫の健康を考えるならコンビニで販売されている物から探すよりも、広い選択肢の中から愛猫の体質や好みに合わせてキャットフードを選ぶことをおすすめします。