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シニア用キャットフードとは?老猫の体のための栄養バランス

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シニア猫(老猫)は効率よく栄養摂取

年齢を重ねて食べる量が減ってしまったシニア猫(老猫)には、効率よく栄養を摂取できるよう工夫していく必要があります。

老猫は沢山キャットフードを食べられないので、消化のしにくい穀物入りのキャットフードを与えていても十分な栄養を摂取できない場合が多いです。

こうした問題を解決するために、グレインフリーキャットフード消化吸収率の高いキャットフードを選び、少量でもしっかりと栄養を摂取できるキャットフードをを与えるのがおすすめです。

老猫が特に必要とする栄養分

高齢期になると病気の可能性が高まるため、栄養管理が大切になります。

最も大切な部分のひとつは「水」です。シニア猫(老猫)になると若年期よりさらに水を積極的に飲まなくなる傾向になり、水分バランスが崩れ脱水になる可能性が高くなります。シニア猫に(老猫)なって水を飲む量が減っているなら、水分補給にもなるウェットフードを使ったり老猫がよくいる場所に水飲み場を増やすなどの対策をしていく必要があります。

エネルギーの調整、たんぱく質

シニア猫(老猫)になると運動量が減るため、若年期と同じエネルギー量を摂取し続けると肥満の原因になります。ですが反対に食べる量が減っている場合にはエネルギー効率の良いキャットフードを与えないと栄養不足に陥る可能性があります。このように老猫の場合、肥満と体重減少には常に注意する必要があります。

質が良く、消化吸収率の高いグレインフリーなど高たんぱく質のキャットフードで少量でも十分な栄養摂取ができるキャットフードがおすすめです。

カルシウムとリン

高齢の猫には腎臓病が多くなります。病気の進行を少しでも遅くするためにリンを減らし、適度な量に制限した食事が大切です。カルシウムリンは摂取する上でバランスが重要なので、リンに合わせてカルシウムの摂取量も注意します。

ナトリウムとクロライド

心臓病の懸念がある場合にはナトリウムの摂取量に注意が必要です。そのほかリンたんぱく質塩分など複合的に注意する必要があります。

脂肪と繊維量の関係

老齢になると体重が減少する傾向にあるため、効率のいい脂肪が必要になる反面、便秘を起こしやすくなるので適度な繊維質が必要です。

シニア猫(老猫)用キャットフードがおすすめ

シニア猫用のキャットフードは解説した点を考えて作られています。

実際には猫それぞれの状態で大きく代わりますので、年齢だけで判断はできるものではありませんが、年齢でわけて与えることは愛猫にとって決してマイナスなことにはなりません。

普段から愛猫の食事量や糞の状態などを観察しながら、食事を選んでいきましょう。

シニア猫へのキャットフードの与え方

シニア猫になると、食べた物の消化も遅くなり1回の食べる量も少なくなります。

もしシニア猫でも沢山食べられるようなら、成猫と同じ1日2回ほどの食事でも大丈夫ですが、1回の食事で少量しか食べられない猫の場合は、食事の回数を増やして対応しましょう。

シニア猫は何歳から?

自分の家の猫が今どのくらいの年齢なのかいまいち分からないという人もいるかもしれません。

日本の一般的な飼い猫の場合、寿命およそ13~18歳シニア猫(老猫)と言われるのはおよそ7~10歳位からです。

もちろん10歳を超えても老猫には見えないほど元気な猫もいますし、海外には大人になるまで3年かかる猫もいるくらいなので(一般的に猫は1年で大人になる)、猫によって老猫と呼べる年齢は違ってくるでしょう。

最近の飼い猫は寿命がどんどん伸びてきているので、老猫と呼ばれる年齢も上がっていくと思われます。

猫の老化の兆候・サイン

ではどんな兆候やサインがあったら老猫と判断すればいいのでしょう。

あなたの家の猫にこのような症状が出てきたらシニア猫(老猫)になってきているかもしれません。

  • 落ち着きが出て動きがゆっくりになる
  • キャットフードの食べる量が減った
  • 眠っている時間が増える
  • 抜け毛が増えた
  • 目ヤニがよく出るようになる
  • 目の色が濁ってくる
  • 口臭がする・歯が抜ける

などが猫の老化の兆候になります。ただ抜け毛が増えたり食べる量が減ったりは、一時的なら健康的な猫でもあるので様子を見て判断しましょう。