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本来の風味と栄養素に近い!フリーズドライ製法のキャットフード

フリーズドライとは

フリーズドライを直訳すると、

  • フリーズ=凍らせる、凍結、冷凍
  • ドライ=乾燥した、乾かす

「凍らせて乾燥させる」製法と言えます。実際日本語に直したときフリーズドライは「冷凍乾燥」となります。

フリーズドライ製法は私達が食べる食品にも使われている製法です。始めの画像のものがフリーズドライ製法で作られたブロックです。

フリーズドライで作られた食べ物は、上から熱湯を注ぐだけで元の状態に戻り、食べることができます。

フリーズドライ食品例

フリーズドライは、

  • スープ
  • お吸い物
  • 味噌汁
  • おかゆ
  • リゾット

など様々なインスタント食品に用いられています。一度は食べたことがあるというという人も多いのではないでしょうか。

これと同じように作られたキャットフードがフリーズドライのキャットフードです。

フリーズドライ製法で作られるキャットフード

ではキャットフードの場合はどのように作られるのでしょうか。

キャットフードもまた「冷凍して真空にして乾燥させる」方法でフリーズドライの状態にしていきます。

まずは肉などの原材料をマイナス30度で急速に冷凍していきます。次に減圧して真空状態にしていくのですが、この時フードに含まれる水分が「昇華」されることによって、乾燥させることができます。

フリーズドライの特徴としては、他のキャットフード製造と違ってわざわざ高い温度で加熱する必要がないという点です。

フリーズドライキャットフードのメリット

原材料本来の風味や香り、栄養素を残せる

フリーズドライのキャットフードは、上にもありますが加熱処理がいらないという大きな特徴を持っています。

普通、キャットフードは加熱処理をしてからキャットフードの形に成形され、さらに乾燥のためにも熱風が使われます。しかし加熱処理をすると、生の動物の肉の匂いや風味が消えてしまったり、得られる栄養素も変わってしまいます。

その点フリーズドライ製法でキャットフードを作ると加熱処理をする必要がないため、風味や味、含まれる栄養素をより原材料に近い状態で作らることができます。

添加物が少なくて済む

キャットフードの品質を落とさないために酸化防止剤などを添加するのが一般的ですが、フリーズドライは水分量が非常に少なくなるため、添加物などを使わなくても長期的な保存が可能になります。

食材などにもこだわられていることが多い

そして製造方法に気を使っているキャットフードメーカーは原材料にも気を使ってることが多いです。そのためキャットフードへの安心感から見てもフリーズドライ製法のキャットフードはおすすめと言えます。

フリーズドライキャットフードのデメリット

若干の手間がかかる

フリーズドライのキャットフードは、そのままま与えても大丈夫なものもありますが、基本的にはお湯などでふやかして戻してから猫に与えます。

お湯を注ぐだけと考えれば楽ですが、普通のキャットフードであれば出して終わりですので、毎日となると手間に感じる方もいるかもしれません。

価格が他のキャットフードよりも割高

また上でも説明しましたが、フリーズドライキャットフードは原材料にもこだわっていることが多いため、価格が他のキャットフードより高くなりがちです。キャットフードは定期的に購入するものですから、もし金銭的にキツイという方にはあまりおすすめできません。

ふやかして食感が変わる

最後にふやかして食べることが前提になるため、他のフードとは食感が少なからず変わるということ。ふやかしたフードを嫌う猫もいるので、事前にチェックしておいた方がいいかもしれません。