セミモイストタイプのキャットフードとは
様々なキャットフードが出てくる中で比較的、最近登場してきた「セミモイストタイプ」のキャットフード。
まだセミモイストタイプのキャットフードは沢山あるわけではありませんが、どのようなフードなのでしょうか。今回はキャットフードのセミモイストタイプについて詳しくお話します。
セミモイストタイプのキャットフードとは
セミモイストタイプのキャットフードとは、
- セミ(semi)=半分
- モイスト(moist)=湿った、湿っぽい
直訳だと「半分湿ったキャットフード」で半生タイプとも呼ばれています。これだけでもなんとなくドライフードとウェットフードの中間くらいなのかという想像は付きますが、具体的にはどのようなキャットフードなのでしょう。
セミモイストキャットフードの特徴
セミモイストタイプのキャットフードは、水分量がドライフードよりも多く、ウェットフードよりは少ない特徴をもっています。
そのためドライフードのようにカリカリと音がするほどは硬くはなく、しっとりとしながらウェットフードほど水っぽくもありません。
ドライフードはカビや衛生的な問題から、水分量はフードの10%以下になっているのがほとんどで、ウェットフードは逆に半分以上が水分と言えます。
セミモイストタイプのキャトフードの場合、水分量はだいたい20~40%程度と、割と広めの範囲でセミモイストタイプと言われます。
ただセミモイストタイプのキャットフードには、特に決められた数値や決まりがあるわけではなく、明確に「これがこうならセミモイストタイプ!」とは言い切れないので、セミモイストタイプと言うかどうかは、そのフードを製造するメーカーやブランド次第というところがあります。
どんな猫にセミモイストタイプがおすすめ?
セミモイストタイプのキャットフードは、ドライフードが固くて食べられない子猫や老猫におすすめです。
まだ歯が発達していない子猫や、加齢や歯周病などで歯が弱ってしまって固いフードが食べられなくなった老猫は、フードを与えるとき、ドライフードをふやかして与えたりウェットフードのみを与えることになります。
ですがセミモイストタイプのキャットフードなら、ドライフードのように与える度にいちいちふやかす必要はありませんし、ウェットフードばかりよりも栄養バランスの偏りを防げます。
また一応水分量がドライフードよりも多いので、若干の水分補給になる点も水分不足の猫には良いかもしれません。
セミモイストタイプのキャットフードは少ない
ただセミモイストキャットフードは、ドライフードよりも保存方法に気を使わなければなりません。柔らかいので顎の強化には不向きですし、虫歯にもなりやすくデメリットが多いため、まだセミモイストタイプのキャットフードは、他のタイプのキャットフードに比べると種類も数も少ないです。ネット通販などで探してもあまり多くの種類は出てこないと思います。
なのでもしセミモイストキャットフードを探しているという方は見つけるのに苦労するかもしれません。