キャットフードの総合栄養食と一般食の違い!それぞれの特徴とは?
キャットフードと一言で言っても、キャットフードも目的別に表記が違ってきます。今回はキャットフードの総合栄養食と一般食の違いと特徴についてお話したいと思います。
総合栄養食とは
総合栄養色=毎日与えるごはん
キャットフードの総合栄養食とは、ごはんとして毎日猫に与えることを目的に作られたキャットフードです。
栄養バランスが考えられている
総合栄養食は猫の総合的な栄養を考えて作られているので、そのキャットフードと水さえ毎日与えていれば猫に必要な栄養は摂れる、という意味を持っています。
ですから猫の毎日のごはんは、総合栄養食と書かれたキャットフードを与えなければなりません。
一般食とは
一般食=嗜好性の高いおかず、おやつ
総合栄養食がごはんと呼ばれるのに対して、一般食はおかずやおやつと呼ばれます。
一般食とは、猫が食事の楽しめることを目的に作られている、嗜好性の高いキャットフードです。そのため、猫の好きな匂いや味になっており、食いつきが良いという特徴があります。
猫が食事を楽しめるように使う
毎日同じ味のキャットフードでは猫も飽きてしまいますし、食事の楽しみも減ってしまいます。
そこで猫の食いつきが良く猫の好きな匂いや味がする一般食をたまに与えることで、味に変化をつけ、猫の普段のごはんの飽きにくくしたり、食欲増進を図ったりすることができます。
与える頻度には気を付けて
一般食を総合栄養食のように毎食与えるのはおすすめしません。
人間がお菓子ばかり食べていてはいけないのと同じで、猫も一般食ばかりを毎食食べていては、栄養が偏って肥満の原因にもなりますし、必要な栄養も摂取できなくなってしまいます。
そのため一般食は毎日毎食で与えるのではなく、ご褒美やおやつ、猫のごはんへの食いつきが悪くなった時など、たまに与える物だと認識しておきましょう。
療法食、目的食などもある
キャットフードには総合栄養食や一般食の他に、療法食や目的食という物がありますので、簡単にお話します。
療法食とは
療法食とは、猫の疾患や疾病の療法用のキャットフードです。それぞれの病気に合わせて考慮した栄養バランスになっているので、通常の総合栄養食とは成分や原材料が違うことが多いです。
たとえば、
- 尿路結石になった猫の療法食ではミネラルを制限したキャットフード
- 腎臓病の猫にはタンパク質とリンを抑えたキャットフード
- 糖尿病の猫にはあえて穀物を多く配合したキャットフード
など原材料や成分を控えたり増やしたり調整して、それぞれの病気に対応します。
目的食とは
その他にも、栄養補助を目的としたサプリメントや、猫の歯のケア(デンタルケア)を目的にしたスナックなど目的食という括りになる物もあります。
キャットフードの種類を確認するには
パッケージか裏の表示
このような総合栄養食や一般食、療法食などを見分けるには、キャットフードのパッケージを見ます。
表側に大きく表記されていることもありますが、裏の表示には確実にどの種類のキャットフードなのかが記載してあります。
ですのでもし気になったキャットフードが総合栄養食なのか、一般食なのか、療法食なのか分からなかったら、裏の原材料や成分表示がある部分を見てみましょう。