キャットフードの総合栄養食と間食の違いは?
キャットフードのコーナーを眺めていると「総合栄養食」と「間食」の2種類の表示をよく目にすると思います。
この総合栄養食と間食のキャットフードは猫にとってどう違うのか、またどちらをどう選べばいいのかを今回解説していきます。
総合栄養食とは
総合栄養食とは、主食タイプのキャットフードを言います。猫の年齢や成長段階に合わせて栄養バランスを考え作られているので、毎日の食事のメインとして猫が最も多くの量を食べるキャットフードです。基準もクリアして販売されているので安心です。
間食とは
間食とは、おかずやおやつとも呼ばれ、主食(総合栄養食)の補助的なポジションのキャットフードです。缶詰や小分けになったフードは間食であることが多いです。
総合栄養食と間食の注意
ドライフード=総合栄養食?ウェットフード=間食?
ペットフードを何度か買った人はドライフードは全て総合栄養食、缶詰などのウェットフードは全て間食だと思っている人もいるかもしれません。
確かに多数のドライフードが総合栄養食で、ウェットフードは間食です。
しかし逆のキャットフードもあります。ドライフードでも間食と表示されている物もありますし、ウェットフードでも総合栄養食と表示されている物があります。
なので「ドライフードだから総合栄養食!」「猫缶は間食!」と始めから決めつけず、一応表示を確認してから購入しましょう。
もしかしたら、普段与えていたキャットフードは間食だったかもしれません。その場合、猫は必要な栄養をきちんと摂れていないので、すぐに総合栄養食を購入して与えてください。
食いつきが良い間食ばかりを与えない
間食は素材の匂い、味、食感などを残しているので、猫の食いつきも良く喜んでくれることが多いと思います。
ですが、そこで「だったら頻繁に間食を…」と間食ばかりを与えすぎてはいけません。間食は総合栄養食よりも栄養がバランス良く含まれていないので、上でも話したように食べさせ続けると猫に必要な栄養をきちんと摂れなくなってしまいます。
またどちらも与えていても間食を食べる割合が高くなれば、それだけ総合栄養食を食べる量が減り、猫に必要な栄養を十分に摂れなくなってしまいます。ですので間食は、あくまで時々与えるものとして考えるのが猫のためです。
バランスの良い組み合わせ方
総合栄養食と間食を組み合わせるなら、
- 猫が普段の総合栄養食に飽きた所で気分転換に間食を与える
- なかなか食べてくれない総合栄養食に間食を少量混ぜ込んで食欲増進を狙う
- 現在の総合栄養食が飽きないように定期的に少量間食を仕込んでおく
総合栄養食と間食のまとめ
栄養バランスの良い総合栄養食をメインに、時々食いつきの良い間食を組み合わせて、猫が健康に食事を楽しめるよう工夫しましょう。