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野良猫は何を食べて生きている?野良猫に餌だけ与える行為について

野良猫は飼い猫のように飼い主さんからキャットフードやおやつなどのごはんを与えられるわけではないので、自分で食べ物を探して生きています。

野良猫はいったいどのような物を食べて生きているのでしょうか。

野良猫は何を食べているのか

【野良猫が食べている物】

  • ネズミ
  • モグラ
  • カエル
  • ヘビ
  • トカゲ
  • カラス
  • バッタ
  • カマキリ
  • ゴキブリ
  • 生ゴミ
  • 雑草
  • 人間が与えた物

などなど野良猫は外で様々な物を食べて生きています。

動きが素早い小動物、カエルやヘビなどの爬虫類、昆虫などを狩りで捕まえて食べたり、都会の猫は生ゴミを食べていることも。また猫は肉を多く食べますが雑草などで食物繊維も少量ですが摂っています。

人間から与えられる食べ物や人間の残飯なども野良猫の餌になっています。

野良猫の寿命は短い

このように野良猫は自分で食べ物を探してたくましく生きていますが、野良猫の平均寿命は3~5年ほど。

野良猫の場合、生まれてすぐに栄養バランスが摂れたミルクや食事を与えられるとは限りません。そのため生まれてすぐに亡くなる子猫もいますし、食べるものによって摂取する栄養に偏りが出てきます。

また外にいることから病気にもかかりやすく、車にひかれて亡くなってしまう猫もいます。

そのため野良猫の寿命は、飼い猫の寿命15~16年の1/3以下と非常に短い命になります。

野良猫に餌をあげるという行為について

そんな過酷な環境で生きる猫に少しでもごはんを与えたい、と野良猫が集まる場所でエサを与える人もいます。一見とても心優しい行動とも思えますが、野良猫への餌やり行為は無責任であるという声もよく聞かれます。

野良猫を増やすことに

野良猫を集めてエサを与えれば、猫たちは生き延びることができます。しかし繁殖能力が高い猫は、エサを与えて長く生きることで、どんどん子どもを増やします

その結果、野良猫の数が人の手に負えないほど増えてしまうという事態になり、増えすぎた野良猫たちは保健所に連れて行かれ殺処分になる可能性が高くなります。

糞や鳴き声、臭いなどのトラブル

猫は愛くるしく可愛い見た目から、あまり考えずにエサを与える人も多いですが、猫も生き物ですから当然、糞尿をします。野良猫の場合、その糞尿や臭いに迷惑する人がいます。糞尿だけでなく発情期の猫の大きな鳴き声に悩まされる人もいます。

飼い猫であれば、猫のトイレも消臭も、去勢・避妊手術も全て飼い主さんが行ってくれますが、野良猫だとそうはいきません。

このように野良猫が増えることで迷惑がかかる人がいることを考えずにエサを与える人が多いという現実もあります。

野良猫への餌やりは面倒を見る覚悟で

もしどうしても猫にエサを与えたいというなら、それは責任を持ってその野良猫を飼育する覚悟で行わなければなりません。

去勢・避妊手術を行い、トイレの世話や病気の治療なども面倒を見てあげる覚悟でエサをあげなければ、エサやり以外の世話を他人に任せていることと変わらないからです。

ボランティアや自治体の地域猫活動

また野良猫に去勢・避妊手術をした上で、エサをあげて地域の猫として面倒を見る「地域猫活動」を行っているボランティアもあります。

このような活動であれば野良猫が大繁殖することなく、エサを与えることができます。もし野良猫のために何かしてあげたいという方はこのような活動に参加してみてはいかがでしょうか。