猫の食中毒とは?原因、症状、予防方法を解説!
人間にとっても恐ろしい病気の一つである「食中毒」。食べた物によって引き起こされてしまうので、猫の健康のためにキャットフードの与え方や与える物には気を付けていかなければなりません。
猫の食中毒とは
猫の食中毒は、細菌を食事と一緒に体内に取り込んでしまい、取り込んだ細菌が腸管の中で増殖して毒素を作り出すことで様々な症状を引き起こします(人間も同じ)。
猫の食中毒の症状
猫の食中毒で引き起こされる症状は、
- 嘔吐
- 下痢
- 貧血
- 震え・痙攣
- 発熱
- 元気がなくなる
- 腹痛
- 血便
など様々な症状があります。この中でどの症状が出るかは食べた物や細菌によって変わってきますが、動物病院で獣医に診せることが第一です。
猫の食中毒の原因
主な原因は、
- キャットフードの劣化・腐敗
- 湿度の高い場所でカビが生えた
- 器を洗わず清潔にしていなかった
- 腐りかけの動物の肉を食べた
- 観葉植物などを食べた
など猫の食中毒は様々な原因が挙げられます。
この食べた物から、ブドウ球菌、サルモネラ菌、カンピロバクター菌、ボツリヌス菌、病原性大腸菌などの菌に感染することによって食中毒の症状が引き起こされます。
期限が過ぎたフードを与えたり湿度の高い場所にフードを長時間放置したり器を洗わずにいると、細菌がどんどん繁殖して猫は食事と一緒に菌も体内に取り込んでしまいます。
外にも出ることがある猫の場合、外で腐りかけの動物の肉を食べてしまったりすると食中毒になる可能性があります。また猫が観葉植物を誤って食べたことで食中毒になることもあるので注意しなければなりません。
猫の食中毒の治療
猫の食中毒になった場合、動物病院では胃洗浄や活性炭の投与、薬を使って排泄を待つ、吐かせるなどの治療を原因や症状に合わせて行います。いずれにせよ獣医の施術や薬の処方が必要になるので、なるべく早く動物病院に連れて行ってあげましょう。
猫の食中毒の予防方法
猫が食中毒にならないように予防するにはどのような点に気を付けるべきか猫の食中毒の予防方法をご紹介します。
- 期限以内に食べきれる量を購入する
- 密閉と除湿を心がける
- 食べ残しを放置しない
- 猫用食器(フードボウル)はこまめに洗う
- 室内飼育にする
- 観葉植物を猫が食べないようカバーをかける、撤去する など
猫の食中毒を予防するにはキャットフードの品質管理が重要です。なのでキャットフードを保存する時にはしっかり密閉し、なるべく湿度の低い場所で保存しましょう。キャットフードを小分けにして真空パックで保存している飼い主さんもいます。またキャットフードを入れる猫用食器の衛生管理も見落とされがちなので注意しましょう。
外で物を食べてしまう猫の場合、室内飼育にするのが安全ですが猫のストレスになることもあるので様子を見ながらにしてください。観葉植物は猫が誤食しないようカバーをかけたり撤去したり猫が行けない場所に移動するなどして対策しましょう。