猫も骨が鳴る?ポキポキ鳴る理由を獣医に直接聞いてみました!
歳をとってきた猫。歩いたり伸びをすると、人間のように骨がポキポキなることがあります。最近は猫の寿命が延びてきたことにより、病気が表面化することもでてきました。そのうちのひとつが変形性関節症です。見てわかるものではなく、動物病院で発見されることが多い病気ですが、いったいどういうものなのでしょうか。
変形性関節症の可能性があります
変形性関節症とは関節の変形によって起こる病気です。猫の場合、変形性関節症は基本的には生活の中で見て分かるような症状をあらわすことがありません。痛がるでもなく、食欲がなくなるでもなく、いつも通りの生活をします。発見のほとんどが他の病気で撮ったレントゲンに映って判明することが多いようです。
しかしこの変形性関節症は滅多に見られない病気というわけではありません。海外での文献では、無作為に100頭選んで検査をしたところ、なんと91頭に変形性関節症が見つかったそうです。
人間でも年齢を重ねると骨が変形してきて背骨が曲がったりしますし、若い頃から骨をポキポキ鳴らすことができたりしますので、ポキポキ鳴ること自体が病気だというわけではありませんが、そのままにしていれば痛みを発症するケースも存在します。
「最近動かなくなった」「動きが遅くなった」など人間と同じように猫にもこういった状態が現れた上で骨が鳴っているようであれば変形性関節症であることも疑えるかもしれません。この場合は痛みが出る前になんらかの処置をしてあげるのがいいかもしれません。
変形性関節症の処置は?
変形性関節症では関節用のサメの軟骨などのサプリを飲ませたりします。これも人間と同じような処置です。関節痛に効くといわれているグルコサミンを摂取する治療法です。
症状の改善、また症状を抑える役目がありますので、猫が痛みを訴える前にケアをしてあげるのがいいかもしれません。
猫のポキポキの情報は少ない。獣医さんに聞いてみました。
実際にうちの猫はポキポキいっているのに情報が少ない・・・ネット上で猫の骨が鳴ることについて余り情報がないのは事実です。それほど気にしていない、歳をとったのかな程度に考えている方も多いからではないでしょうか。以前獣医さんに直接聞いてみたところ、
「歩いたり動くのが痛そうであれば問題だけど、いつもと何も変わらないなら問題はないと思う。しかし正直なところ見てみないとわからない」
という返答。全くもってその通りですね。しかし風邪などとは違い、「ポキポキなるからこういう病気」というものはないということはわかりました。心配であれば一度レントゲンを撮ってもらうのがいいかもしれませんね。
我が家の猫の1年後
ポキポキ鳴る症状を気にしていた時から1年以上が経過しました。
なんとうちの猫の関節からのポキポキ音はある日から突然鳴らなくなり、それ以来全く聞かなくなりました。時々鳴るということもありません。
気にしながらもキャットフードも変えていませんし、特になにも対策はしませんでした。
獣医さんにも直接聞いた後も病院に連れていっていません。
音が鳴らなくなって随分経ちますが、おかしなそぶりを見せることもなく、安心しています。
自然に治ってくれることが一番ですね!