嗜好性の高いウェットフードの取り入れ方と注意点
猫缶を始め、人気が高まってきたスティックタイプ・セミモイスチャータイプのウェットフードなど、多くのウェットフードが販売されています。
普段は歯ごたえのあるドライフードばかりの猫にもウェットフードを上手に取り入れることで、水分を上手に与えることができたり、食事を飽きさせないで与えることができます。
ウェットフードはおやつとして
ウェットフードは基本的におやつといわれる分類となり、それだけで栄養を満たすようには作られていません。
このためあくまでウェットフードは、総合栄養食であるドライフードの補助として与えるのが正しい与え方です。
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《具体的な与え方例》
- いつものドライフードと混ぜて与える
- 1日数回の食事の内1回をウェットフードに置き換える
ウェットフードを与える際は、毎食をウェットフードに置き換えるのではなく、メインのドライフードに少量を混ぜて与えたり、数回ある食事の1回だけウェットフードにして与えていきます。ウェットフードの与え過ぎは、猫の必要な栄養分が補えなくなるだけでなく、猫の下痢や不調の原因になったりもします。
ウェットフードの上手な取り入れ方
ウェットフードは猫が好む素材の食感や匂いが残っているので、猫の食欲が湧きやすいというメリットがあります。
猫の好みの探求、毎日の食事にバラエティーを
特に国産メーカー品の場合、味や素材のバラエティーもたくさんあり(たとえばまぐろ100%、白身肉と血合肉のミックス、まぐろとかつおのミックス、和風やフレンチ風など)、猫も様々な物を楽しめます。色々と与えてみて猫の好みを探求したり、いつもと違ったものをあげて食事に変化を付けてあげるのも良いでしょう。
水分を取らない猫にはウェットフードで水分摂取
ウェットフードのほとんどが水分80~90%となっています。これを利用して、水分を摂取しなければならない猫や、水分を摂取しない猫にフードで水分補給をさせることができます。
この方法は獣医も推奨している方法ですので、病気の時や老猫になって水分摂取量が減った時に、病気の予防としてウェットフードを取り入れてみてください。
しつけにウェットフードが使える
猫は犬のようにしつけられないと考えられがちですが、猫は非常に頭がよく、なかなかしつけられないのは、猫のプライドが許さないだけです。
実際、猫もお手やお回りをすることができますが、プライドがあるからしないだけなのです。
猫に対してお手やお回りをさせる必要はありませんが、何かしらのしつけを行う際にはご褒美にウェットフードを与えるのも、頭のいい猫に色々教えるためには役に立ちます。
未開封なら保存が効くが開封後は注意
またウェットフード、特に缶詰は開封せず冷暗所で保存すれば、長期間の保存ができるという特徴があります。
しかしいったん開封するとほとんど保存ができないので、ウェットフードを与える際はなるべく食べ切れる量の小分けになっている物を購入して与えるようにしましょう。
どうしても保存したい場合は別の容器に移してラップなどをかけて冷蔵庫で保存し、1日以内に与えきってしまいましょう。缶詰フードが冷えてしまってあまり食べない時には、人肌程度に湯せんや電子レンジで温めてあげるなど工夫してみると良いでしょう。残してしまって時間が建った場合は惜しまず捨てましょう。